どうもピラミッドスのカッツです。
今日は大好きなポール・モーリアについて書きたいと思います。
目次だよ
- 1 ポールモーリアとは?今何してる?
- 2 ポールモーリアのサウンドの特徴
- 3 ポール・モーリアおすすめ代表曲一覧!
- 4 ポール・モーリアこんな歌やクラシックもアレンジしてます
- 5 ポール・モーリアのCD聴くなら
- 6 まとめ-とにかく中古ベストCDが安いから買って聴き比べしてみては?
ポールモーリアとは?今何してる?
早速ですが申し訳ないのですが既に亡くなっております。
亡くなったのは2006年で確か享年81歳です。
ポール・モーリア(Paul Mauriat, 1925年3月4日 – 2006年11月3日)は、フランスの作曲家、編曲家、指揮者、ピアニスト、チェンバロ奏者。特に日本ではNHKラジオ第一放送などで頻繁にオンエアされ、レイモン・ルフェーブル、フランク・プウルセルらと並ぶイージーリスニング界の有名音楽家となった。
引用:Wiki
2006年10月末、フランス南部ペルピニャンの別荘に滞在中、体調不良を訴え検査入院したところ、急性白血病であることが判明。同年11月3日午前1時、急性白血病による心不全のためペルピニャンの病院で逝去。享年81歳。6日に火葬に付された。モーリア死去の報道に伴い、同11月6日のJFN系FMラジオ番組「JET STREAM」や同12月17日放送のTBS系ラジオ番組「バックグラウンド・ミュージック」などで追悼特別番組が放送された。
2009年11月、ジャン=ジャック・ジュスタフレ指揮ポール・モーリア・メモリアル・オーケストラによる追悼コンサートが日本および大韓民国で開催された。同公演について、未亡人は「日本のファンとプロモーターに対する特別の配慮で実現させたものであり、故人の遺志によりモーリアの死とともにオーケストラは消滅した」と後日コメントしている
引用:Wiki
流石です、細かい事はWiki様に聞け!ほぼ完璧な情報!
イージーリスニングの王様です。
有名になるのは歳をとってからのイメージがあります、母親(2018年現在60代)がコンサートを観に行った約40年位前で50代だったと言っていたので。
亡くなる数年前から日本公演の指揮やNHKの音楽番組出演を体調不良を理由に代理に任せたりしてたのは未だに覚えてます。
(当時秋田までは東北新幹線が未開業で殆どの人は9時間ガタゴトと列車に揺られ上京してたとの事です)
ポールモーリアのサウンドの特徴
まずイージーリスニングとは(Wiki様+カッツ解釈です)
まずはWikiの引用だと
イージーリスニング(英: easy listening)とは、くつろいで楽しめる軽音楽の意味。公共空間、商業施設等で生活空間の雰囲気づくりのためのBGMとして使用されることが多いため、BGMの意味と混同されることがある。
引用:Wiki
最近だとセブンイレブンがイージーリスニングにアレンジしたクラシック曲(ダッタン人の踊り、メヌエット)を流したりしてますね
本題にもどります、ポール・モーリアの音楽はイージーリスニングと世間では言われてましたがその中でも群を抜いた特徴を持っていたんですね(多分)。
自分なりの解釈も入ってますがポール・モーリアサウンドの特徴を記したいと思います。
- 時代の流行に合わせたアレンジ(70年代はディスコ、90年代は打ち込み要素が強くなる)
- ドラムビートの効いたアレンジ
- キラキラしたチェンバロ(バロックとメタル以外ではあまり聴かない音色ですよねw)
- 歌謡曲だけでなくクラシックのリアレンジが魅力的
- ライブでは各演奏者にアレンジを任せる事による化学変化の醍醐味(音源とライブでアレンジが大分違ったりがよくある)
ポール・モーリアおすすめ代表曲一覧!
ではでは完全に自分の趣味入ってますが選ばせてもらいます、
あーあの曲か!って曲名が不明だが知ってるものがきっと沢山あると思います。
対するライブ音源はアーティストさんのコンサートをそのまま収録したもので、当然ですがコンサートなんで観客の拍手なども入ってます
「オリーブの首飾り」マジックの定番BGM
この楽曲ポール・モーリアの定番中の定番ですね。
書きたい事が全部wikiにあるので引用します。
クロード・モルガン作曲で、オリジナルはビンボー・ジェットが演奏した『嘆きのビンボー』(東芝EMI EOR-10691)。1975年1月25日に発売されたシングル盤(SFL-2001)はオリコンチャート最高61位にとどまるものの、モーリアの演奏シングル盤としては最も多い約12.7万枚を売り上げている。
引用:wiki
中学校の頃(90年代)は情報が少なすぎてポールモーリアのオリジナルだと思ってました(汗)
年代によってアレンジが違いますが、主な部分はそんなに変わりません。
チェンバロの主旋律、後半の主旋律のストリングス、古いverのレコーディングで入っていたストイックなワウギターのループフレーズが新しいverでは入ってないのが残念ですが(あのワウギターのフレーズがマジックの特有胡散臭さを増長させてたのですが、、、)
ちなみにライブでは無音ブレークのタムまわしが好きです。
ポールモーリアのアレンジってアウトライン決めて後はプレイヤーのセンスに任せるの多いんですよね、
97年?のWOWOWで放送したライブ映像だとアンコール版でベースの方がバキバキにスラップ入れてるし。
「オリーブの首飾り」60年代バージョン-最も有名な音源
60年代スタジオ音源「オリーブの首飾り」
先ほど触れた、古いバージョンのレコーディングで入っていたストイックなワウギターのループフレーズがばっちり入ってます。
「オリーブの首飾り」90年代バージョン-イントロの決めがファンキー!
90年代ライブ動画「オリーブの首飾り」
90年代アレンジのスタジオ音源、Youtubeにあるか探したんですがUPされてませんでした。。。(当たり前w)
自分はばっちりもってます。こちらです↓
このライブ動画は90年代スタジオ音源に忠実なバージョンです。
本当はWOWOWが収録したライブのアンコールのバージョンがすごくかっこいいのですが見つかりませんでしたorz
ベースのファンキースラップ、ギターのペンタトニックのブルージーなカウンターメロディー、
ベース始めたての自分はファンキースラップに衝撃を受けましたw
邦題は「エーゲ海の真珠」だが英題は「ペネロペ」
ペ~ネロ~ペペネロ~ペ~コアラの女の子♪じゃないです!
Wikiに楽曲の概要ほぼ完璧に書いてます。
スペインのアウグスト・アルグエロ作曲で、本来はメキシコ向けの録音。日本では1970年12月20日にシングル盤(SFL-1307)で発売され、オリコンチャート最高40位・約7.5万枚のレコードセールスを記録している。
引用:wiki
ギリシャ神話に登場する女性「ペネロペ」をモチーフにした曲です、この歌ありバージョンは最近初めて聴きましたw
60年代バージョン-「エーゲ海の真珠」
60年代スタジオ音源「エーゲ海の真珠」
ドラム&パーカッション群によるビートの効いたリズムと思ったら1:34のブリッヂ部分の甘い女性コーラス、
ベースのカウンターメロディーもフラットワウンドでグッドw
90年代バージョン「エーゲ海の真珠」-ブリッジ?部分のギターのソロが個人的に泣ける
90年代ライブ動画「エーゲ海の真珠」
90年代ライブ動画なんですが化学変化が起きてます、ライブ特有のいいアレンジなんです、
70年代音源バージョンに比べて静と動のメリハリが明確になってる感じがします(70年代アレンジのホーンセクションの粘り強さも捨てがたいですが)
サビのスラップもグッド、そして肝は1:30のブリッヂ部分のギターソロ、ここ自分が知ってる限りの音源だとトランペットor女性コーラスなんですが敢えてのギター、しかもレスポールっていうのがセンス感じちゃいます。
(1:30のブリッヂ部分のギターソロ90年代音源バージョンではトランペットがソロ演奏してます)
こんな「エーゲ海の真珠」もあるよ-攻め過ぎ番外編
ライブで時々こんな攻め攻めのアレンジするんですよね、トレードマークのイントロのトランペットソロをエレキギターにとらせたり、アグレッシブな音色のシンセサイザー入れてみたり、でも逆にサイケなロック的な要素も入ってかっこいいみたいな、まさに音楽的化学変化です。
原曲を上品にアレンジ「恋は水色」
「オリーブの首飾り」と並んでポール・モーリアの代表曲ですね。
Wikiに楽曲の概要ほぼ完璧に書いてますよー。
スアンドレ・ポップ作曲。ヴィッキー(SFL-1115)が歌った1967年度ユーロビジョン・ソング・コンテスト4位入賞曲。モーリアが取り上げ、1968年2月10日付から同年3月9日付ビルボード・ホット100で5週連続1位の大ヒットとなり、世界的に有名になった。
引用:wiki
この曲、原曲も結構有名ですよね、自分も中学校の頃60年代洋楽ポップスベストセレクションオムニバスカセットテープでたまたま聴きました。
個人的にはチェリッシュがカバーしてるバージョンが好きなんですが、マニアックすぎるカバーなんでYoutubeに上がってるはずありませんでした(笑)
60年代バージョン「恋は水色」
60年代スタジオ音源「恋は水色」
1:20あたりのチェロ、バイオリンの掛け合い、オーボエの主旋律が中々いい味だしてます。
90年代バージョン「恋は水色」
90年代ライブ動画「恋は水色」
イントロのエレキギターのアルペジオがアコースティックギターに変わったくらいで、
そこまで雰囲気ががらっと変わった感じがしません、サビに入る前のキメがスタッカート気味で歯切れがよくなったのが特徴的です。
全体的にビートが弱くなって上品に聴けるようになりましたが(個人的にはビートが効いてる60年代スタジオ音源の方が好きですが)
「涙のトッカータ」渡る世間は鬼ばかりのメインテーマ
完全勘違いポール・モーリアのオリジナル楽曲だと思ってましたすいません(汗)
フランスの音楽家ガストン・ローラン[25] の作曲。モーリアは1951年、フランク・プゥルセル楽団のピアニストとしての採用オーディションで初見演奏している。その後、引退音楽家のための高齢者施設に住むローランからレコーディング許諾を得て1973年に発表した。日本ではアルバム『ラスト・タンゴ・イン・パリ〜天使のセレナード/ポール・モーリア』(SFX-5070)より1973年7月25日にシングルカット(SFL-1811)され、オリコンチャート最高63位・約6.6万枚を記録、1980年代までの来日ステージではモーリア自らピアノを演奏した。引用:wiki
とりあえずこれも定番なんであげます
「涙のトッカータ」70年代バージョン
60年代スタジオ音源「涙のトッカータ」
これアップされてるYOUTBE音源、多分レコードの回転数がちょっと速いですよ
「涙のトッカータ」90年代バージョン
90年代ライブ動画「涙のトッカータ」
「シバの女王」レイモン・ルフェーブル版が有名ですが・・・
地味にマニアックな情報なんでどうしようかと思ったらレイモン・ルフェーブルのwikiに情報が上がってました
フランスのシンガーソングライター、ミッシェル・ローラン(日本コロムビア LL-2225-AZ、当初のアーティスト表記は「ローラン」。)の自作曲。引用:レイモン・ル・フェーベルのwiki
歌の原曲を探してたら日本語の歌詞があるバージョンも上がってましたインターネットまじ凄すぎる
なんだかヘドバとダビデのナオミの夢を彷彿させられます。
完全に偏見ですが70年代ってとにかく海外の方に無理矢理日本語歌わせてみる風潮あったりしますよね(笑)
「シバの女王」といったらレイモン・ル・フェーベル
ちなみに自分の母親がレイモン・ル・フェーベルverのシバの女王のEPを持っていた影響でレイモン・ル・フェーベルのベスト盤買いました。
「シバの女王」ポール・モーリア音源バージョン
ポール・モーリアのバージョンはピアノのイントロが印象的でしっとりとした伴奏で、
中間部分のメロディはポール・モーリア名物?チェンバロが主旋律をとってます。
ファンキーに「シバの女王」 | こんなバージョンもあった!!
こんなバージョンもあった!! イントロのギター、ブラスのキメフレーズ、めっちゃファンキー、そしてポール・モーリアですが攻める時は
必ずといっていいほどファミコンチックな音色が特徴のFM音源系のシンセサイザー使いますね。これまた化学変化が起きてます。
「蒼いノクターン」ポール・モーリアがショパンを意識して作った名曲
ポール・モーリアが大好きなショパンを意識して作ったオリジナルナンバーです、
細かい事はwikiに書いてますね。
モーリアの自作曲で、1970年代半ばまでは来日コンサートのアンコール曲として演奏されることが多かった。初レコーディングは1966年だが、日本では1969年にアルバム『輝く星座/ポール・モーリアの世界の詩情』(SFX-7178)で発表、同時にシングルカット(SFL-1226)された。
引用:wiki
この曲、90年代と70年代の音源で大分アレンジが変わって聴き比べると面白いです。
「蒼いノクターン」70年代バージョン
60年代スタジオ音源「蒼いノクターン」
続けて 90年代ライブバージョンを聴いてください
「蒼いノクターン」90年代ライブバージョン
90年代ライブ動画「蒼いノクターン」
すんごいアレンジが変わってて面白いんです、変更点をざっくりと
- 70年代verからイントロの大幅変更
- ビート感を弱めて大胆にしっとりアレンジ(90年代ポール・モーリアサウンドの要?)
- 大胆にもトレードマークのコーラスの排除
- 個人的に好きだった後半のギターのカッティングがなくなった
- エンディングのギターのハーモニクスがなかなか乙
ポール・モーリアこんな歌やクラシックもアレンジしてます
ちょっと?マニアックなセレクションになっちゃいますが歌モノやクラシックのお気に入りも紹介していきます。
「ヘイジュード」ポール・モーリアのビートルズ
ビートルズの定番中の定番、名曲ですね。ポール・モーリアもアレンジしてます。
確か何かのドラマのタイアップ曲になったってブックレートに書いてたと思いぐぐったら。。。
ありました有力な情報がウィキに!おそロシア!!
それ以前にもモーリア版『ヘイ・ジュード』がテレビドラマ『おふくろの味』のテーマ曲に起用された
引用:wiki
「アンチェインド・メロディ」軽快なテンポとシンセでノリノリアレンジ
言わずとしれたソウルの名曲でライチャス・ブラザーズが歌ったバージョンは『ゴースト/ニューヨークの幻』の主題歌にもなってました。
もともとは3連でゆったりしたバラードだった原曲をポール・モーリアは軽快でストレートなリズムに大胆にアレンジ、
シンセブラスも盛り込みとても面白いアレンジになってます。
ちなみに90年代バージョンでは原曲に近い3連でゆったりバラード調になってます。
ハチャトリアン「剣の舞」もこんな風になる
原曲はティンパニーで四分打を協調してますが、ポール・モーリアは16ビートでファンキーにディスコで踊れるようにアレンジ、
伴奏のスラップベースのストイックなループも要です。
ブラームスの「ハンガリー舞曲」
これはドラムビートを効かせた岳の感じしますw「カノン」大胆コミカル?!にアレンジ
これは電子楽器の多用でアレンジかなり攻めてます、先ほど紹介した「アンチェインド・メロディ」にテイストは通じます。
ちなみに世間ではレーモン・ルフェーブルのバージョンが有名ですよね
60~70年代当時に単純なクラシック楽曲にドラム・ベースで8ビートを入れる事がどれだけ画期的だったことか、
途中のサックスのソロ導入アレンジ個人的に好きです。
中学2年の自分も初めて聴いたときは自分も画期的って思いました。
ポール・モーリアのCD聴くなら
これから紹介するCDはすべて自分が持ってるものです、
90年代後半~2000年前半に購入、既に廃盤になってる可能性も高いですが悪しからず。
60年代のスタジオ音源バージョンを聴きたいなら
60年代のスタジオ音源バージョンを聴きたいならこのアルバムがおすすめです。
いわゆるポール・モーリアサウンドを体験できます。
80年代のスタジオ音源バージョンを聴きたいなら
定番曲(オリーブの首飾り、エーゲ海の真珠、恋は水色など)をシンセサイザーや打ち込みを入れて再録音してるのですがなかなか面白いです。
「スーパー・ベスト・コレクション」-90年代のスタジオ音源バージョンを聴きたいなら
これもまた60年代音源に入ってる定番曲の再々録音バージョンがあったりして上記2枚と聴き比べすると面白いです。このアルバム、ポール・モーリアがチェゲ&飛鳥にインスピレーション受けた曲(TO C&A)や、ディズニー映画「アラジン」のホール・ニュー・ワールド、「美女と野獣」のアレンジ曲が入ってたりします。
「サウンドトラックス」ちょっと地味ですが汗
こんなのももってましたw
まとめ-とにかく中古ベストCDが安いから買って聴き比べしてみては?
今気づいたのですが中古CDアルバムが安いです。全部購入しても2000円いかないんじゃないかな?
そして今はYOUTUBE動画も大量に上がってます。
下手に怪しい通販(ユー●ャン)などでのベスト盤購入は高くついて危険ですね。
今、自分が紹介したアルバムをすべて購入聴き比べをしてみるのもすごく楽しいと思います、
イージーリスニングの醍醐味は楽器のアレンジ加減や元の楽曲をどれくらいリメイクしてるかを聴く事にあると思うので。
では今日はこれくらいで失礼致します。
投稿者プロフィール
-
ピラミッドスってバンドで主にベースやってます。たまにjMatsuzakiってバンドでもベースやります。サマーソニックへの出演、NHKのテレビ番組出演など貴重な体験多数。cossami、東京カランコロンのメンバーのソロプロジェクトのお手伝、パクヒョンビンさんって歌手さんのお手伝いなどなど。後、バンドのフライヤーWebサイトの作成お手伝いなんかもしてまーすカッツ(菅原勝文)のプロフィール詳しくはこちら/
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